町ぐるみで歌い踊れるものを : 庄和音頭

 

                         作詞: 筒井昌一郎

             作曲:原田忠司

             歌:

 

1 ハアー 流れゆたかな 江戸川沿いに

  町は栄える 緑は萌える

  のびる庄和の のびる庄和の

  日が昇る サテ

  *来なんせ見なんせ 踊りゃんせ ソレ

   庄和音頭で 庄和音頭で

   シャシャントネ ソレ シャシャントネー

 

2 ハアー 薫る川風 五月の空へ

  きそう凧揚げ 勇みの肌に

  ひかる庄和の ひかる庄和の

  心意気 サテ

  *(繰り返し)

 

3 ハアー 昔ゆかしき 香取の宮に

  ひびく笛の音 バチ音冴えりゃ

  月もかたむく 月もかたむく

  大欅 サテ

  *(繰り返し)

 

4 ハアー 走る国道 南に北に

  右も左も 黄金の波よ

  庄和よいとこ 庄和よいとこ

  米どころ サテ

  *(繰り返し)

 


昭和55年(1980年)に発表されました。

 

この歌の生まれたいきさつは「庄和広報 No.197」(昭和54年12月1日発行)に次のように記載されています。

『民謡としてまた盆踊りに町ぐるみ歌い踊れるものをつくろうと、広報7月号で庄和音頭と庄和小唄の歌詞を募集しました。32編の応募があり、選考の結果、庄和音頭・小唄として一編ずつを決定しました。作詞者は2編とも筒井昌一郎さんです』

 

筒井氏は庄和町出身で、詩の内容について「自分が生まれ育った町の風物を材料にした」と語っています。

 

「南に北に走る」国道4号線バイパスは、この歌が発表される3年前(昭和52年)に越谷―春日部間が、4年後(昭和59年)には春日部―古河間が開通しています。