祭りを歌う : 「藤音頭」と「大凧音頭」

春日部藤音頭

          

          作詞 :金田一春彦

          作曲 :山本直純

          歌 :原田直之

 

 

1 江戸の名残の 家並が霞む

  藤の咲く町 夢の町

  *ゆれる藤波 行く人の波

   東武春日部 藤の町藤の町

 

2 藤の牛島 東に映えて

  西も花咲く 藤通り

  *(繰り返し)

 

3 藤のかんざし 嫁入り娘

  持たせやりたや 桐タンス

  *(繰り返し)

 

4 藤の春日部 小雨に暮れて

  人もおぼろに 夕化粧

  *(繰り返し)

 

5 おらが春日部 重行さまよ

  市は栄えて 藤音頭

  *(繰り返し)


 昭和57年(1982年)、第1回目の「藤まつり」に合わせて制作されました。

 

当時の市広報には次の記事が掲載されています。

『「藤」は市の花です。春日部駅西口の大沼通りに植樹された「藤」も3年目を迎えて、きれいな花を咲かせました。この藤の街路樹のもとで、市民の皆さんのコミュニケーションを図ろうと、5月3日、コミュニティ推進協議会の主催で、「藤まつり」が行われました。流し踊りや、カラオケ大会もあり、2万人の人々でにぎわいを見せました。また、八木崎小体育館では、作詞の金田一春彦さん、歌手の原田直之さんを迎えて、「藤音頭」の発表会もありました。』

 

「藤まつり」は現在では約18万人の人出を集める祭りに成長しています。


新・大凧音頭

 

           作詞: 栗原白羊

           作曲:日向雅雄

          歌: 

           

1 江戸の名残りか 庄和の花か

 踊る大凧 天高く

 まつりハッピの 若衆が揃いや 

 掛ける掛け声 勇ましく 

 *庄和大凧 日本一 

 ヤーイヤイ ヤーイヤイヤイ 

 凧は世に連れ 世は凧に連れ 

 チョイト 凧に連れ 

  

2 重さ800kの 大凧なれば 

 1人2人じゃ あがらない 

 走れ河原を あげ糸持って 

 町中みんなで にぎやかに 

 *(繰り返し)

 

3 天下太平 大凧小凧 

 空にかがやく 願い文字 

 しょうぶ花咲く 江戸川堤 

 かわす瞳に 夢も飛ぶ

  *(繰り返し)


 昭和61年(1986年)、庄和町の平和都市宣言の記念式典で、「町民憲章の歌」と同時に発表されました。制作の経緯は「町民憲章の歌」の項を参照してください。

 

毎年5月に江戸川の河川敷で行われる大凧上げ祭りでは、舞い上がるタコを元気付けるように、この歌が流れています。